こだわり
大正5年(1916年)10月23日 飯塚市菰田西3丁目で創業。
先々代の江藤國次郎が、樫(カシ)の木を使って 農作業用の「鍬」や炭坑用の「坑内つるはし」等の『柄』を造ったのが始まりです。当時は、道具なども大きなものはあまり無く、最後の作業で滑らかに仕上げる道具である「鉋」(カンナ)は、仕上げる「形」に合わせて、その「刃」や「台」を作って使うという”道具からの手造り”でした。その”手造りの心”を現在も受けついで、「木のやわらかさ」、「木のやさしさ」、「木のあたたかさ」を第一にと考えて、木の贈り物をお届けしています。自然のままですので、同じ紋様はふたつとない”世界にひとつだけのもの”です。使っている材料は、国産の原木を市場に直接出向いて仕入を行ない、製材後充分に自然乾燥させて加工・仕上げまで、すべて自社にて製作しています。表札は、塗装を施していますが、着色塗装は自然な木の表情を活かすことが少ないと考えていますので、わたし達はクリア塗装のみとしています。
杵へのこだわり
餅つきの杵の材質については、頭部・・・樫(カシ)、欅(ケヤキ)、朴(ホウ)、桐(キリ)、楓(カエデ)の5種類を製作し、 柄部・・・樫(カシ)、楢(ナラ)、椎(シイ)の3種類を主に取付けています。 柄の材質に関しては、堅くて強い「樫」の使用を原則としています。
頭部が軽めの「朴」とした場合、軽めの「楢」の柄が最適の組合せとしています。
また、弊社の杵は商品の保護及び衛生上の意味からシュリンクフィルム包装をしています。
さらに、『ちびっこきね』は、幼児用として、軽さを「第一」と考えて、柄はもっと軽めの「椎」を採用しました。